『ボクの音楽修行』で小沢征爾を知って

小沢征爾の『ボクの音楽武者修行』を読んだのは、いつ頃だったろうか?この本は1962年に出版されているが、読んだのは1960年代末の頃であったように思う。その前に小田実の『何でも見てやろう』を読んで強く影響を受けて、海外放浪の旅に憧れていた。小沢の…

高津原橋

長堀通りの松屋町交差点のすぐ東に陸橋があります。交差点によくある、車を優先して歩行者に階段を上下する負担を押しつける陸橋ではありません。車も人も自転車も渡れる陸橋です。 昭和30年ごろ、私の家から心斎橋に出るには、今の長堀通りを走る市電を利用…

南海汐見橋線

気温も低く、風も強く散歩もできない11月のある日、今まで気になりながらも乗ったことのない電車に乗りに行きました。南海汐見橋線です。桜川のそばの汐見橋から芦原町、木津川、津守、西天下茶屋、岸ノ里玉出までの単線の6駅で、全線で240円でした。使われ…

小津映画

今年は小津安二郎の生誕120年ということで、先週のBS松竹東急では小津特集として、5日間に渡り、晩春、宗方姉妹、麦秋、東京暮色、小早川家の秋が放送され、BS1では東京物語、お早うが放送されました。晩春では原節子の若い頃の姿を見て、どこか日本人離れし…

そろそろ、散歩の虫も

コロナだけではないのですが、長い間中断していたブログを再開しようかなと言う気になってきました。もう中断して3年になりますが、今回は自転車での散歩も楽しんでいます。少しづつ報告します。

 #長堀通り

西詰めは伯楽橋西詰め、東詰めは今里交差点である。西詰の伯楽橋は木津川にかかる橋であり、橋の西は松島公園や松島新地、橋の東は土佐稲荷神社などがある。長堀通りは、東横堀川から木津川までの長堀川という運河の跡であり、1971年に埋めたてが終わり、こ…

#魚の棚商店街とタコ

明石の魚の棚商店街に行ってきました。地元では「うおんたな」と発言するとのことです。JR明石駅のすぐ南に国道2号線が、そのすぐ南の東西の通りです。明石駅からは建物や陸橋を利用することで、雨の日でもぬれないで商店街に入れます。9月の連休の一日で…

#淀川通り

東詰めは東淀川区東淡路1丁目、西詰めは西淀川区中島2丁目である。沿線には長柄橋北詰、十三、歌島橋、大和田西等がある。大阪市の道路において、淀川通りのように東詰、西詰の双方が自動車専用道路となっていることは珍しい。 東詰近辺の通りは淀川の北土手…

 #日本の地名にABC?

大阪市の中央区、「上町」という町名に、A、B、Cがついた地域がある。正式の行政区分としての地名である。アルファベットのついた地名は全国でもここだけという。「上町」は上町筋の東西に面する町で、難波宮跡のすぐ南の上町交差点から上本町1丁目の少し北…

 #阿倍野筋

阿倍野筋は、谷町筋の南につながる道路であり、北詰は近鉄阿倍野交差点、南詰は大和川にかかる遠里小野橋である。上町台地を走る道路であるが、地下鉄等の鉄道が通っていないことや府立の総合医療センターがあるため、バスの本数は大変多い。 近鉄阿倍野交差…

#道頓堀川水門

道頓堀川水門は、南北に貫く木津川に対し、東から西横堀川が合流し木津川の下流となる川の交差点のすぐ東にある。西には木津川から分岐して大阪湾まで流れる尻無川が新たな川筋となっている。 西道頓堀川が木津川と合流する様子、右に水門が見える。 水門は…

 #東横堀川水門

船場の北東部、北の土佐堀川から南に分岐して東横堀川となる。この川にかかる高麗橋のすぐ南に東横堀川水門がある。これに対応するのは船場の少し南西、大正橋近くの道頓堀水門である。 水門は本来、高潮からの防御のための施設であるが、水質浄化やパナマ運…

 #千本松大橋と渡し

西成区側から大正区を望む 標高33mに注目してください。 橋の下を貨物船が通行していますが、まだまだ余裕があります。 千本松大橋は橋の両端が眼鏡の枠のようにグルグルと回る取り付け道路があるので、地元で眼鏡橋と呼ばれています。橋桁は、満潮時の水面…

#伏見町1丁目の謎

地名があるのに、それがどこだかわからない。それが伏見町1丁目です。堺筋以西の2丁目からははっきりしているのですが、堺筋より東である1丁目がわからない。大阪の昔は東西軸で町が作られ、町名も東西の通が基本です。 船場もそうですが、町名は通をはさん…

松虫通

#松虫通 東詰は道路標識では北田辺6丁目の長居公園東筋との三叉路です。しかし、さらに東の内環状線との交差点である平野警察西交差点とも言われています。道路名は通称であり、行政機関の間で統一されていないことも多い。1枚目の写真は長居公園筋から松虫…

南船場

#南船場 南船場は本町通より南の地域のことです。瓦・備後につづき、安土・本町・米に唐と唄われました。「米に唐」は米屋町通と唐物町通ですが、ともに今は南本町となっています。元々は中央大通りの北側の東行き一方通行が唐物町通にあたります。中央大通…

船場の通り名唄・北船場

#船場の通り名唄・北船場 大阪の中心部の船場にも、京都と同じく通りや筋を覚えるための歌がありました。船場とは四つの水路で囲われた地域です。北は土佐堀川、南は長堀川(現在の長堀通)、東は東横堀川、西は西横堀川です。長堀から南の道頓堀までの地域…

曾根崎通

#曾根崎通 曽根崎通りも短い通りですが、梅田新道を境として国道1号線と2号線にまたがっています。したがって、東西につながる通りで、西は野田阪神、東は桜之宮橋(銀橋)の先の東野田町の交差点となります。道路はさらに東に通じ、蒲生4丁目までが1号…

甘茶の花と半夏生

京都の夏の特別拝観で、建仁寺の2つの塔頭に伺いました。どちらも平素は拝観することができない庭ですが、この時期だけの特別公開です。一つは霊源院の甘露庭の甘茶の庭です。甘茶の花がほぼ満開でした。甘茶は一見アジサイのような花でガクアジサイとよく…

土佐堀通

土佐堀通は土佐堀川のすぐ南の通りで、土佐堀橋、淀屋橋、天神橋、天満橋などの南詰を結ぶ東西の大動脈です。しかし、この通りも全長は案外短いのです。東詰は、旧片町線の終点であった片町駅があったところで、駅跡は洗車場になっています。 土佐堀通りの東…

本町通

本町通は、大阪市内の中心である本町に沿った東西の通りです。市内の道路は案外短いことが多いですが、本町通りも例外ではありません。東は旧森ノ宮球場跡 ピース大阪や森ノ宮キューズモールのあたりで、中央大通りに吸収されてしまいます。 西は中之島の西…

売れても占い商店街

ノスタルジックでありながら、オシャレなビストロや居酒屋さんが沢山ある商店街です。「売れても占い商店街」と名乗っていますが、ダジャレを必要としないのではないかとも思います。大阪駅から一駅の環状線福島駅につながる都会の商店街です。駅の西から鷺…

上町筋

上町筋は、上町台地の標高の最も高いところを通っています。北詰は京阪天満橋の東で京阪東口です。京阪東口はすぐ北にOMMビルと京阪電車が走っています。写真は京阪東口から南を見たもの、北から京阪東口をみたものです。南詰は天王寺区の南河堀です。ここか…

玉造筋

玉造筋は、京橋駅から天王寺駅までの大阪環状線の内側に沿う道路です。北詰は昔は森ノ宮駅前でしたが、今は、大阪城公園、OBPと環状線に挟まれた道ができ、京橋の手前の城見で寝屋川に突き当たります。南は寺田町駅辺りから大きなカーブで西方向への向きを変…

新世界市場

新世界市場をご案内します。市場と言っても新世界本通りの西側に斜めに平行する商店街です。ここは、まさに大阪一のユニークな商店街です。長さは200mぐらいでしょうか。お店は圧倒的に北入口に近いところに多く、20mも南に行くとほとんどシャッターが閉ま…

松屋町筋

大阪の街路の終端をたどっていますが、市域を越えて延びる街道は、定義が難しいですね。先日記した紀州街道や小栗街道も、時代時代を反映し、様々な説があります。そもそも街路名も通称であり、正式な道路名ではないのですから。しかし、役所の名前通りでは…

谷町筋

今回は、谷町筋です。松屋町筋、堺筋、御堂筋が大阪市内の比較的中心部で南詰を迎えるということでした。では、谷町筋はどうでしょう。谷町筋と呼ばれる道路は、これも比較的短く天満橋から阿部野橋(JR天王寺駅)までです。しかし、それから南は阿倍野筋と…

京都丹後鉄道

大型連休を避けて、プチ旅行をしました。行き先は丹後です。鉄道、バスで巡ったのですが、鉄道で感心したことがあります。一つは京都タンゴ鉄道の味のある車両です。木がふんだんに使われ、なんとも温かみのある車両でした。もう一つは竹野駅に置かれていた…

キララ九条

今回は、九条商店街です。中央線の九条駅から西へ延びるかなり長い商店街です。九条駅の周辺は賑わっていますが、阪神電車が途中から商店街の南側に平行して走ります。しかし、電車の姿は見えません。騒音に対する配慮で、防音壁が設けられているからです。…

堺筋

先日、堺筋を北詰まで歩きましたので、今回は南詰めを確認しました。御堂筋もそうですが、全長は案外短いのです。地下鉄動物園前から南に下ると、長町?といわれた地域に突き当たります。大きな道路としての堺筋はそこで終わりです。長町は日本橋から南へ1丁…