甘茶の花と半夏生

京都の夏の特別拝観で、建仁寺の2つの塔頭に伺いました。どちらも平素は拝観することができない庭ですが、この時期だけの特別公開です。一つは霊源院の甘露庭の甘茶の庭です。甘茶の花がほぼ満開でした。甘茶は一見アジサイのような花でガクアジサイとよく似ているが、異なるものだそうです。建仁寺栄西がお茶を伝えたお寺ですので、甘茶は特に関係が深く、大切にされています。
もう一つは、両足院の半夏生です。夏の一時期に半夏という薬草の緑の葉が半分ほど白くなります。半夏は七夕までの5日間をいい、田植えは半夏生までに済ませることとされているそうです。半夏生という言葉は本当に時期をよく表したいい言葉だなと思います。残念ながら、こちらは時期が少し早く、白くなった葉はちらほらとしか見ることができませんでした。

 

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甘茶の花は薄紫よりも水色に近い気もしました。

 

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花の木全体はこんな感じです。

 

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葉の一部が白くなりかけています。

 

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少し広く庭を写してみました。手前が半夏生です。