#東横堀川水門

船場の北東部、北の土佐堀川から南に分岐して東横堀川となる。この川にかかる高麗橋のすぐ南に東横堀川水門がある。これに対応するのは船場の少し南西、大正橋近くの道頓堀水門である。

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水門は本来、高潮からの防御のための施設であるが、水質浄化やパナマ運河のように行き交う船のための水位調節を行う閘門の役目も果たしている。阪神タイガース優勝の折には道頓堀川に飛び込む人が相次いだが、川の汚れがひどいので命知らずの行為だなと思ったものだ。

今ならば水質がよくなっているので、命がけとまでは言えないのだろうと思っているが…。この東横堀川道頓堀川の水質浄化に大きな役割を果たしているのが、2つの水門である。東横堀川水門は、2枚のゲートからなっている。上流側は円弧状の1枚ゲートであり、下流側は2枚の観音開きのゲートである。

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平素は片側のゲートが閉まっているようである。上流側のゲートが水面下に沈んだ状態で、観光船を迎える。上流側のゲートが水中より表れると同時に両岸から水が噴射され、水位の調節を行う。2枚目の写真の橋の下には両岸から噴水のように水が放出されている様子が写っています。閘門はプール状態になり、船は浮かんで待機し、下流側の観音開きの扉が開くと出て行くことが可能になる。